2021年02月09日

NO.1864 秋神「雪の精」と御精木の話(秋神版「雪女物語」)秋神温泉で語り継がれる実話です⁉

どーも!みなさんこんにちは

飛騨高山の老舗の理容店「理容飛騨」の

店主「まこっちゃん」こと永田誠人です!

今回は飛騨の秋神「雪の精」と御精木の話(秋神版「雪女物語」)をご紹介!


秋神「雪の精」と御精木の話(秋神版「雪女物語」)秋神温泉旅館の先代・小林繁が語り継いだ実話です
 
秋神へは、遠くより杣の出稼ぎに来る人がずいぶんおり、このなかに静岡県から来ている青年がいた。
 
その年の冬は、たいそう吹雪いて、仕事が進まない日が続いていた。

そうした時は山小屋にこもったまま、幾日も過ごすもので、退屈しのぎに、たいがい木こりらは朝から酒を飲んだ。
 
が、この青年だけは酒盛りの輪に入れず、とうとう、たまりかねた。下山すると言ってきかず、他の者がとめるのもふりきるようにして、一人で小屋を出ていった。

 秋神温泉旅館(我が家)では、そのような事は何も知らず、夕食をすませ、ラジオを聴いていた。外はしんしんと雪が降り、時おり風で雨戸がガタンガタンと音をたてた。

 旅館の女将(母)が夕食の片付けをしている時、玄関からバタンという大きな音が聞こえた。こんな大雪の夜に誰も訪ねて来るはずがない、と思いながらも、

玄関に行ってみて、驚いた。何者かが戸を半分開けて倒れこんでいたのである。

 慌てふためいて声をかけたが、返事がない、髪は凍り、男なのか、女なのかも見分けられない、体は冷え切っており、ゆすっても全く意識がない、という状態であった。

 女将の声に驚き、玄関まで様子を見にきた旅館の亭主(父)も、びっくり仰天し、二人はお互いに顔を見合わせた。

 幸いにも女将は、低体温症にかかった時の応急手当を知っていた。一気に温かい場所へ入れないで、まず土間より一段高くなった板敷に寝かせた。

若い男であることが分かり、出稼ぎの木こりであろうと、二人は思った。

 女将は炭のコンロを青年のそばに持ってきて、やかんをコンロの上に据えた。その蒸気はゆっくり、ゆっくりと青年の身体を温めていった。

こうして、女将は時間をかけて、根気よく手当をした。

 亭主は医師を呼ぶために、4kmほど先の西洞までの夜道を駆けていった。

当時電話が使える最も近い集落であった。交通手段はなく、走るしかなかった。

 亭主は電話越しに久々野の元請会社に事態を伝え、小屋名の診療所に勤務する長田勝義医師に往診を頼んだ。

さっそくのこと、材木を運ぶトラックに親方ら会社の関係者5人が乗り込み、小屋名で長田医師を拾って、秋神へと急いだ。

実はトラックには遺体を運ぶための準備がしてあった。青年の命はもうもたないだろうと、親方らは思っていたのだ。

 しかし、である。青年は生きていた。

 夜中になり、親方らと医師が秋神温泉旅館に着くころには、青年はうっすらと意識を取り戻していた。

 すぐさま、長田医師は青年の体を診た。

 やがて、「心配ない」という長田医師の言葉に会社の人たちも、旅館の家の者も皆、ホッと安堵した。

 もう夜も更けていたので、医師も会社の人たちも泊まることになった。青年を囲むようにして、それぞれ横になり、休んだ。

 夜が明けて、青年は目を覚ました。快復に向かっていることは見てとれたが、まだおかゆすら体が受けつけず、女将は重湯を飲ませた。
 
仕事の仲間が声をかけた。「朝、山小屋を出て、ここまで10時間もかかって着いたんやってなあ」と。夏なら2時間半で歩ける距離であった。

 長田医師は青年にこう尋ねた。「あんなに冷たい体になって。手の冷たい女の人にでも連れられたのか」

 すると、「それが、不思議で・・・。俺の母ちゃんが旅館の近くまで連れてきてくれた」と青年が答えた。その言葉に親方らはびっくりした。

青年の母はずっと前に亡くなっていたからだ。

 青年は話を続けた。「小屋を出て山を下りかけたが、思ったより雪が深く、歩けど体は進まず、いつしか手足が冷たくなり、やがて腹も減ってきた。

わずかなタバコで空腹をごまかし、最後の1本を吸い終わると、急に体から冷たいような汗が出てきた・・・」

 皆、じっと青年の言葉を待った。

「岩に体を支えて休んでいる間にあたりが暗くなり・・・」

「それからどれだけ時間が過ぎたかはっきり記憶はないが、ふと気が付くと、母ちゃんが自分の後ろにいた」

 青年はさらに話を続けた。「母ちゃんの姿に力づけられ、また歩きだした。

やがて小さな谷(ソクボ谷=秋神温泉より上流150mの谷川)にかかる土橋(現在はない旧道)を過ぎて、大きな栃の木のところまで来ると、母ちゃんはその栃の木に姿を消してしまった。

ハッと思い、あたりを見回したが、母ちゃんの姿はなかった。すると、体のすべてから力が抜けてしまった。

そのまま気を失いそうになったが、暗闇の向こうに一つの光が見えた。助かったと思った。その光へ夢中で足を運んだ。

光までたどりつくと、旅館だった。凍えた手では、玄関の戸はなかなか開かなかったが、ちょっと開いた隙間に体ごと倒れ込んだ。

あぁ、助かった、と思ったところまで覚えている。それから記憶はハッキリしない。気が付いたら、ここに寝かされていた」

 青年が一息つくと、女将はまた青年の口に重湯を含ませた。試しに、米を3粒ほど混ぜたが、青年は吐き戻した。まだ衰弱が激しかったのである。

 話のあと、また青年を休ませた。周りの者は青年が話した不思議な出来事を何度も思い返していた。女将は献身的に介抱を続けた。

こうしてその日のうちに、青年は生気を取り戻していった。

 女将は長田医師から応急手当が適切であったとほめられた。

 長田医師は第二次世界大戦に軍医として満州へ従軍し、戦地の修羅場を経験しており、たいそう豪放磊落(ごうほうらいらく)な人物であった。

長田医師が青年に対して、「その雪女はお母さんだったから助けられたが、もし若くて美しい女か恋人の姿で現れたら、お前さんは雪の中で冷たい人となっていただろう。

お前さんは運のいい男だ」と、さかんに話しかけていた。この言葉は、女将らの印象に強く残った。

 栃の木に宿る秋神の雪の精が、青年の母の姿を借り、彼を助けたのだと、奇跡的な生還を前にして、誰もがそう信じて疑わなかった。

山の安全を守ってくださる心やさしい神である、と。

 翌日、青年は会社の仲間に付き添われ、トラックで久々野町へ向かった。



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今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!

店主「まこっちゃん」こと永田誠人でした。

すっきりさっぱりしたい方は、是非「理容飛騨」へ!

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理容 飛騨
住所 高山市大新町1-39
駐車場 有 3台
TEL 0577-33-4832
FAX 0577-33-4832
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